東京はジュラ紀とつながっている ~都心で化石を探そう~

東京には化石が沢山埋まっています

どこに??

建物や地下鉄の床や壁の中です。

化石通(?)の方たちからは

街化石」なんて呼ばれています。

ではなぜそんな街中の壁や床に

埋まっているのかというと、

約1億5000万年前、ジュラ紀の地層からとれる石材が

建築材料として日本で多く流通しており、

多くの建築で床や壁に使われているのです。

その石の名は・・・

ジュライエロー

ジュライエローは、

ドイツ南部のバイエルン州にある

ゾルンホーフェンという小さな町で

産出される石材です。

ゾルンホーフェンは、ジュラ紀の動物化石の産地として有名で

始祖鳥の化石もゾルンホーフェンで発掘されました。

教科書にも載っている

超有名なコレです。

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建築石材の大手メーカーADVAN等でも

建材として取り扱ってる一般的な石材です。

ADVANだとジュラベージュって名前で販売していますね。

原宿のADVANショールームに行けば、

小さいサンプルを売ってもらえます。

運が良いと化石入っています。

私も数枚サンプルを頼んだら、

1枚にアンモナイトが入っていたことがあります。

インターネットに掲載されていた

この写真のサンプルにも

右上に化石らしき形跡がありますね。

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こんな簡単に手に入る

とっても一般的なジュライエローは

始祖鳥などのスゴイ化石が出てしまう

ゾルンホーフェンの地層から掘り出しているので、

恐竜や始祖鳥の化石はでないにしても。

植物や貝、魚、アンモナイト等様々な化石が入っているというわけです。

では、そのジュライエローを探しに行きましょう。

超有名産地!銀座線三越前&銀座

ここはマニア垂涎の産地です。

駅の通路や建物の壁で

上の写真のようなベージュ色の石を

探して見てください。

ほんのちょっと歩いただけで、

ちょっと不自然な(?)模様のような化石を

いくつも見ることができます

その中で、簡単に見つけられるものをいくつか紹介。

ベレムナイト

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魚?

って感じの化石ですが・・・

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こんな感じのイカ仲間です。

軟体の体は化石にならないので、
先端のとがっている部分に入っている

イカの甲(硬い筋のようなところ)

だけが化石になります。

アンモナイト

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アンモナイトは言わずと知れた

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こんなやつです。

ゾルンホーフェンはジュラ紀の頃は

浅い海の底でした。

ジュラ紀には、アンモナイトが大量に海の中を

泳いでいたと考えられ、

大小のアンモナイトの化石が

かなりたくさん見られます。

生痕化石(もしかしたら海綿)

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ぐにゃぐにゃとまがってるひも状の化石

細長くのびたり、

曲がっていたりといろいろですが

おそらく生痕化石。

石灰質の海底に生息していた

細長い生き物が開けた穴が

そのまま化石になったと考えられます

ウミユリ

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真ん中のネジみたいな形をしてるのが

ウミユリの茎の部分です。

ウミユリは、ユリと名がついていますが、

ヒトデやウニなどの仲間。

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茎の部分に節があるのがみえるでしょうか。

この部分が化石になると

ネジのような形をした化石として残ります。

厚歯二枚貝

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二枚貝は、アサリやハマグリなどのような

2枚からのある貝。

それのジュラ紀版

形はいろいろなので特定は難しいですが、

写真はその貝の断面です。

例えばこんな感じのヤツ。

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ミニ自然博物館!ビックロ新宿&三越本店

ビックロ新宿店や三越本店は

あたかも博物館のように

名前を付けて展示されています

三越のアンモナイト

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ビックロのアンモナイト

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六本木ヒルズ、ミッドタウン、丸ビル

そんな新しい建築にも、沢山化石があります

ジュライエローを含む、古代の地層から採掘された

石材を使った建築は、ここ10数年位で

ものすごく増えました。

新しい建物にもとても多く、

本当にあちこちで見ることができます。

1億数千年前を探せ!

通勤通学で、駅や建物を通るとき

いつもは目を向けない、意識もしなかった

壁や床をちょっとだけ気にしてみてください。

急ぎ足で過ぎ去っていってしまう

いつも通る街中で

化石は見つけることができます。

ドイツの片田舎で化石かされた生き物たちが

長い年月かけて化石となり、

そして建材として長い旅を終えて、

この場所に来るまでの

壮大な時を想像してみると、

街の見え方が変わってくるように思います。

この石は、街の大きな建築だけではなく、

ご自宅の玄関の石や、壁の石にも

使われているかもしれません。

これまで、見過ごしてきたであろう

風景が恐竜の時代とつながっている事を

想像して、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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