迷惑選挙活動No1「選挙カー」と、祭りのシンボル「神輿」のちょっとした関係

統一選挙の「統一」ってなに??

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統一地方選挙が4/21に迫ってきました。

各地で市議会議員、区議会議員、市長、区長の選挙が行われます。

ところで、統一地方選挙って、任期満了が近い地域の選挙を

まとめて同じ日に選挙することをさすのですが、

なぜ「統一」するのかご存知ですか?

理由は簡単。

目立つからです。

任期通りに各地が選挙したら

選挙日はバラバラになります。

バラバラにやれば、各地でそれぞれの時期で選挙をするので、

選挙自体に興味がなければいかない人が続出します。

メディアも取り上げないし、テレビでもやらない。

でも、各地の選挙を同時にやって、選挙をお祭り化すれば

テレビでも報道し、全然興味もない人でも、

「今週選挙なんだ。。。いってみるか・・・」

となるわけです。

そのため、特例で任期を変えてしまえる条例が存在します。

それをつかって、選挙日を各地で揃えて

一斉に選挙して目立たせようとするわけです。

仮に「統一」しないと選挙への興味が薄れ、

投票率が大きく下がってしまう。

目立ってなんぼ

選挙は、目立ってなんぼです。

候補者だって、経歴や公約

そんなものより目立った人の勝ちです。(自論デス)

当然、目立ち方が重要で、

候補者がどう目立ってきたかが焦点になります。

分かりやすく、街のために尽力している姿を目にすれば、

「あ、この人町のために働いているな」とか

「この人よく見かけるけど、一生懸命やってるんだろうな」とか。

こっそり努力しても、選挙には通りません。

努力が人に分からないと票には結びつかない。

若干理不尽ですが、それが選挙。

選挙カーっている??

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選挙が近づくと、誰しもが思うことと思います。

「朝から晩までうるさい」

「夜勤明けなのにうるさくて寝れない」

「でかい音量で騒ぐのでせっかく寝た子が起きちゃう」

「名前ばかり連呼してあほみたい」

「選挙カーでうるさい候補者には投票しない」

非難轟々です。

悪目立ちの代表「選挙カー」

実際に、選挙カーでの選挙活動の是非をアンケートに取ると

年代別ランキングの詳細は以下のとおり。
【30代以下】
「必要」 16.7%
「不要」 63.6%
「どちらでもない、わからない」 19.7%

【40代】
「必要」 11.6%
「不要」 62.6%
「どちらでもない、わからない」 25.8%

【50代】
「必要」 15.4%
「不要」 59.6%
「どちらでもない、わからない」 25.0%

【60代以上】
「必要」 20.7%
「不要」 55.4%
「どちらでもない、わからない」 23.9%

すべての年代で圧倒的に「不要」と思われています。

30代以下に関しては、

6割以上が不要と考え、必要と思っている人は1.5割しかいません。

それなのに、まさに一番不要と考えている世代であろう

30代の候補者でも

堂々と選挙カーに乗り、白い手袋で手をふり、

肩からタスキを掛け、名前を連呼し、

応援しているかしていないか分からない相手に

「応援ありがとうございます」と大音量

選挙活動をしています。

このようなアンケートの結果を

候補者が知らないわけがないのに、

同じ世代の人に「必要ない!」と思われ、

「選挙カーでうるさい候補者には投票しない」

とまで言われている

「名前連呼の選挙運動」をなぜするのか?

候補者はそんなに○○(○○はご自由に)なのか???

選挙カーの研究

選挙カーの名前連呼の選挙活動の効果と必要性について

研究された方が関西学院大学にいらっしゃいました。

関学大社会心理学の三浦教授。

それを以下にちょっと紹介します。

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2015年の赤穂市長選で立候補した3人のうち、

1人の男性候補者に「密着」しました。

大学院生がこの候補者の選挙カーに1週間同乗させてもらい、

10秒ごとの位置情報に加え、

連呼の有無を含む選挙カーの移動や、

街頭演説、個人演説会などの活動内容を分単位で記録しました。

また、無作為に選んだ有権者2千人に住所や投票先、

各候補者の好感度などを尋ねる調査用紙を送付。

約900あった回答から、

候補者の選挙活動がどのような影響を与えるのかを分析しました。

その結果、選挙カーが自宅のそばまで来た人が、

この候補者に投票した割合は平均の約2倍になったそうです。

1キロ以上離れた場所の人の場合は、約6分の1にとどまりました。

名前を連呼している選挙カーが通った場所に自宅が近い人ほど、

この候補者に投票した人が多かったことが分かりました。

一方で候補者の好感度は、このような差が見られなかったそうです。

※※※※※※※※※※※※※

以上のような研究で、つまりのところ

選挙カーの名前連呼を聞いた人は、

その候補者への好感度が上がらないものの

選挙に行き、その候補者に投票してしまうというもの。

「何度も来て熱心な人だ」と思うのか、

「全く知らない人よりは、名前を聞いている人に入れよう」と思うのか

はたまた、無意識に投票してしまうのか・・

あんなに嫌われている名前連呼選挙運動にもかかわらず、

事実として、

得票数が上がる

公約が賛同されるとか、

その人の活動が認められるとか

そんなこと関係なく

名前を連呼するだけで

得票数が上がる

のです。

つまり、有権者にとっては迷惑な選挙カーも

候補者にとってはメチャクチャ必要なのです。

選挙カーは祭りの神輿

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お祭りに神輿は欠かせませんよね。

神輿を担いで威勢の良い掛け声を上げて、街を練り歩く。

家の近くを通れば、人は通りに出て、

神輿をみて、みんなワクワクしてしまう。

大きな掛け声をきくほどにお祭り気分が盛り上がり、

神社の夜店にでも行こうか。と家族で出かける。

神輿にはそんな効果があります。

そもそも神輿を担ぐ意味は、

祭りによってさまざまではありますが、

一般的に、お祭りの際に神様が神社をでて、

街中を移動し、神様の偉大な力を振りまき

街を厄災や災いを清める

というもの。

威勢のいい声をあげ、神輿を激しく動かすのは

神様の霊威を高め、五穀豊穣を願うため。

なんか似てますよね。

神輿は

人の関心を引き、注目を集め、

人を祭りに呼ぶ効果。

選挙カーは

人の関心を引き、注目を集め

人を選挙に呼ぶ(投票させる)効果。

ちなみに、この選挙カー。

政党から公認されて出馬する候補者は、

政党カー1台+自身の選挙カー1台の計2台つかえ、

無所属の候補は、自身の選挙カー1台しか得ません。

神輿が1基のお祭りと、神輿が2基のお祭り。

どちらが盛り上がるか。

だから、公認されたいんですね。。

まあ、それだけじゃないと思いますが。

選挙カーはなくなりません

こう考えてみると、

今の選挙システムが変わらない限り

選挙カーはなくなりません。

文句言われようと、嫌われようと

候補者の数少ない武器。

のぼりと選挙ポスターそして選挙カー

これをはずすわけにはいかないのです。

ちなみに、選挙カー1週間のレンタル料金

198,000円

高いのか安いのかよくわかりません。

選挙は明日。

選挙は必ず行きましょう!

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